椿茶園のお茶

椿のお茶畑

鈴鹿の山々を仰ぐ三重県鈴鹿市山本町(椿地区)から四日市市水沢町、また亀山市にかけての山麓は、茶畑が一面に広がっています。この辺りの茶畑の歴史は古く、平安時代に遡るとも言われます。

ここ椿地区の山本町は標高が高く、冬には“雪国”と言われるくらい雪が降り寒く、年間の気温差が非常に大きい土地。一日の寒暖差も大きく、植物にとっては非常に厳しい環境になりますが、それだけにお茶の味や香りは良くなります。北勢地区の茶産地の中でも、山裾の椿地区のお茶は、渋みの少ないすっきりとした味わいときれいな緑の色合いが市場で高い評価を受けてきました。

椿茶園のお茶の味わい

印の銘柄は、実店舗でお召し上がりいただけます。
それぞれのお茶のよさを最大限に引き出しています。
お好みにあったお茶をお選びください。

鈴鹿の茶共同生産工場 (有)緑粋園

設立

平成4年、思いを共有する茶農家が鈴鹿市や四日市市、津市など広範囲にわたり集まって、(有)緑粋園という共同工場を立ち上げました。
お茶の味を決めるうえで、一番大切なのは茶畑から収穫する生葉です。生葉が悪かったらおいしいお茶はできません。肥料の有機化やボカシ肥料など減肥化や、さらに減農薬などに取り組み、各自の判断で行っていた肥料や病害虫防除の管理も統一しています。

生葉を生かす製茶

たとえ良い生葉でも製茶で失敗したら、おいしいお茶にはなりません。「蒸して揉む」この工程で失敗すると、色が悪くなったり味が渋くなったり、いろいろ欠点が出てしまいます。製茶機械は自動化になってきましたが、機会を扱うのは人です。人の手の感覚で揉んでいきます。「蒸して揉む」感覚をより養うために、手もみ茶による製茶技術も学んでいます。手もみ茶はお茶揉みの原点です。

おいしいお茶作り

さまざまなニーズに応えられるお茶作りを目指し、緑粋園は成長していきたいと思っています。開業から24年がたち、それぞれの農家には若い後継者が育っています。これからの茶業を見据えながら、日々の茶業・農作業に真剣に向き合っています。

「拝啓かあさん」への思い

有機肥料のボカシ肥料と減農薬で栽培して作った、緑粋園のオリジナル商品が「拝啓かあさん」です。
減肥、減農薬やボカシ肥料に取り組み、できあがった健康で安心できるお茶を、まずは両親、家族に飲んで欲しい。

また、先祖から代々受け継がれ耕されてきた畑があったからこそ作ることができるのです。
私たちは母なる大地に生かされているのだ、という実感と感謝の気持ちも忘れてはいけません。
ですから商品名が「拝啓かあさん」なのです。

茶農家が直販するお茶は畑の味です。
茶の木に思いがあるとすれば、きっとおいしく育ちたいはず。
それを素直に引き出してお届けしたい。
「より安く」ではなくて「よりおいしいもの」を届けていきたいと思っています。

お茶商品では「拝啓かあさん」をはじめ、かぶせ茶、上級煎茶から番茶まで。各種のお茶はすべて想いを込めて作ったお茶たちです。
その他、椿草もちをはじめ、つばき結びや椿まんじゅうなど地元の和菓子屋さんの商品、鈴鹿市内のおみやげなど、以前と変わらぬ品揃えで参拝の方々へ、椿の・鈴鹿の産品を販売しています。