お茶の楽しみ方
椿茶園のお茶を美味しく飲んでいただくために
お茶を淹れるのは難しい?
いえいえ、とっても簡単なんですよ。
ちょっぴりコツを覚えるだけで、美味しいお茶をいただくことができるんです。
美味しいお茶の淹れ方、ポイントは大きく分けて5つ。順を追ってみていきましょう。
(1)お湯の温度とお湯の量
とにもかくにもお湯の温度が一番大切。
使用する茶葉によってぬるめがよい、熱い方がよいなど変わってきます。
例えば、
上級煎茶などの上級茶葉は60度~70度くらいのお湯。
秋茶で作られた番茶、ほうじ茶、玄米茶は、熱々のお湯を。
最適なお湯の温度で淹れたお茶は、香りがグンと広がります。
お湯の量
その時必要な分だけ。
余分なお湯を急須に入れないことが大切です。
量が分かりづらい…という方は、使う湯飲み(カップ)にお湯を入れてから急須へ…というのもおすすめです。
温度計がなくてもお湯の温度が大体わかります
沸騰させた100℃のお湯を、一度カップなどに注ぐと約10℃温度が下がります。
これを利用して、例えば60℃のお湯を作りたい場合は、4回お湯を入れ替えする。
そうすると大体60℃の湯冷ましが出来上がります。
(2)茶葉の量
1杯につき2~2.5g(小さじ1杯程度)を目安にしてください。
ただし、ほうじ茶は大さじ1杯を目安に。
(3)蒸らし時間
適切な湯温と茶葉が揃ったら、次は蒸らす時間を要確認です。
茶葉によって若干変わりますが、大体1分程度が目安になります。
茶葉の袋におすすめの時間が書かれていますので、そちらも参考にしてください。
冷めたお湯を使う場合は、少し長めの2分を目安にしてください。
急須を揺らして抽出を早めようとされる方がいらっしゃいますが、それはなるべく避けてください。
ゆっくりと茶葉からにじみ出る時間も楽しい時間です。
(4)まわしつぎ
一気につぐのではなく、急須の中で茶葉が縦に回るように、前転させるような感じでついでいきます。
複数の湯飲みがある場合は、お茶の濃さが均等になるよう、少しずつ湯飲みについでいきます。
ゴールデンドロップ(ゴールデンドリップ)
もともとは紅茶の淹れ方で使われている用語だそうですが、緑茶にも同じことが言えます。
湯温・茶葉の量・蒸らしすべてが適切な状態で茶をいれ、最後の一滴まで注ぎきることが大切。
この最後の一滴をゴールデンドロップ(ゴールデンドリップ)と呼び、お茶の味が引き立ちます。
(5)愛情
最後はやっぱり“愛情が大切”とお伝えしています。
お茶を淹れる人なりの小さな工夫があるはずです。
椿茶園の実店舗は、お茶カフェを併設しています。
お好きな茶葉をお選びいただき、1杯、1杯スタッフが丁寧にお淹れしています。
スタッフによって、淹れ方のこだわりがあったりして、淹れる人によって、いろいろな美味しさが引き出されているはずです。